どうしてもきみがいい

痛みばかりが増えても

夢中さ、夜這星に。

 

夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)

夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)

 

 

 

夜這ひ星

地球の空気に衝突する小さな個体の地球外の物体の総称。

流星の和名。

 
夜這星

なにわ男子・大西流星くん初主演のドラマ「夢中さ、きみに。」の主題歌。

 

 

 

人生に一度しかない大切な“初”主演ドラマ。

その主題歌が所属ユニット(未デビュー)のオリジナル曲。

それだけでも感慨深いのに、歌詞がドラマのために書きおろされて、自分の名前の類語が曲名になる。

今まで丁寧に丁寧にたくさんの物を積み上げてきたりゅちぇへ、ハタチを目前にしての素敵なプレゼントだなと思っています。

(10代最後のプレゼント、と言おうかと思ったけど誕生日までのあと約半年間にもっと素敵なプレゼントが贈られて欲しいから言わない)(ちなみにりゅちぇの生まれた日がちょうど流星群の日だったことが命名の由来だという情報を見かけて胸がギュッとした)

 

 

 

さて、そんななにわ男子の新曲『夜這星』。

こんなエントリーを書き始めるくらいにはぶっ刺さっています。

実を言うとあけおめ初日に聴いた時はここまで刺さっていなくて、「普通にいい曲だなぁ」で終わっていたんですよ。

それが一転、私の心を揺らした瞬間がハッキリと存在します。

 


「夢中さ、きみに。」夜這星ver.予告の解禁。

 

 

 


映像にあわせて曲が流れた瞬間「えっ……すきぃいいいいいぃいいい!!!!!!!」です。

一瞬で落ちました。流れ星だけに。(?)

 

だってドラマに合わせて作られた曲ですもの。
そりゃ、映像に音が乗っかった瞬間輝きを増しますよ。

原作が持つシュールな世界観。
その中に潜むエモーショナルな雰囲気を倍増させるメロディ。

私の中のアオハル夢子が刺激されてしまった。


そんな『夜這星』の個人的に刺さった部分をただ徒然と記していきます。

書いていたら「夢中さ、きみに。」と交わる部分があまりにも多くて、作品に関することも徒然と。

未来の自分への記録です。

 

 

 

 

 

 

流れる雲 ふと眺めてたら 気づいてしまったんだ

期限(かぎり)ある 果てしない 僕らの時間


歌い出しからして、すでに青春を通り過ぎた大人にグサグサくるエモさです。歌い出しをエモの申し子西畑大吾が歌うの。そりゃもう……エモい。前奏なしの歌い出しと、あわせてシャラララランて効果もエモい。静かな夜空に流れ星流れた。

ドラマに合わせて高校生視点(というか林視点?)の歌詞だと想定して話を進めますね。

大人になると3年なんてあっという間に過ぎてしまうけど、高校生の3年間って果てしなく感じるの。わかる。(歌詞への共感)

自分語り乙なんですけど、実体験として、高校に進学したばかりの春。これから3年間、片道40分もかけて自転車通学しなきゃいけないのかと絶望した帰り道を今でも覚えているもんな。

あの時は本当に卒業までが果てしなく感じたけれど、それも振り返ってみたらもう10年以上前の話。


そんな風に、果てしなく感じる時間も気がついたら終わっていることなんてたくさんあるのに、この曲の主人公は時間は有限であることに気付いている。とてもしっかりしている。

私は高3の部活の引退試合くらいでやっと気づいたのに。

 

 

 

意味ありげに 意味のないことを してもいいんじゃない?

そうやって 僕は僕を 刻んでゆく


日々 日々 愛すべき無駄なこととか

今しかできないこと たくさんしよう

 

無駄なことするのってなんか……いいでしょ。うまくいえないけど。

無駄なことできるほど自由な時間があるっていうのがなんか……心地いいんだよ。

心に余裕があるうちは意味のないことをしていたいんだ。

きっと今しかできないじゃない。

(「夢中さ、きみに。」より抜粋)

 

まさに「むちゅきみ」のこのシーンなんだよね。こんな哲学的な林にバッサリ「勉強しろ」と心の中でツッコむ江間もいい。しかも、窓際から林を見つけてこれを回想する江間。はぁ……江間……。

お話では江間目線だから林の真意はわからないけど、「そうやって 僕は僕を 刻んでゆく」が林の気持ちなのかな。うわぁ……林から江間へのアンサーソング感が増す。なんだこの気持ち。


曲的には「丈橋→きょへなが→みちきょへ」エモハモ歌割りも良い。

 大橋くんの歌い出しもシャラララランて流れ星流れるし、「日々日々」からストリングスが加わるのもワクワクしてたまらん。

 

 

吹き抜けてゆく風は 少し魔法みたいで

なぜだろう どこか 不思議な気分さ

君が 笑った


ドラマ第1話、オープニング曲の入りと共に吹いた「風」は正に魔法みたいでしたね。

『夢中さ、きみに。』の物語を進める魔法。

オタクなので勝手に結びつけてしまっているけど、実際にどこまでの情報を見て作詞されたのか気になる。


そして、君が笑って不思議な気分になるのは、

・パンダの着ぐるみ事件(?)の江間→林

・こんなジャニーズジュニアうちにはいねぇのベンチで変顔する目高→二階堂

なんよ……もちろん松屋さん→林も。

 

そんでもって、不思議な気分といえば最終回、目高の「なんだ、この気持ちは」ですよ。

目高……小学生ぶりにプリクラ撮るはずなのにプリクラ操作しなれてる目高……(目高に狂わされたオンナの譫言)

 

ちなみに、サビ前「たくさんしよう」のあと、引き付けられるような音からサビへ入った瞬間に演奏が豪華になるの、視界一面に星空が広がる感じがして泣きそうになるんです。

 

 

 

何にもなくても「何もない」が確かにある 空見上げながら

大人になったら 消えてしまうよな 瞬間を 抱きしめよう

 
曲調が変わるのも好きだし、さらにここの自担の歌唱がたまらなく好きです。

なんでそんな切なさを含む歌い方……好き……

 

 

 

交差する運命も すれ違う偶然も

吹き抜けてゆく風は 少し魔法みたいで

なぜだろう どこか 不思議な気分さ

僕ら笑いあった


初回が終わってエンディングが流れた時、主演のりゅちぇソロから入る事に各所からの“愛”を感じてジーンとしてしまった。

曲に合わせて後ろに流れる少しざらついた映像に落書きがされたオフショットとてもよかったですね。

そして、4話のラスト。

ずっとニアミスしていた林と二階堂だけど、林の写真フォルダを見た荒川さんが「なんで二階堂の写真…!」ってなって、ドラマの中ですれ違ってきた二人が、“林”と“二階堂”として交わった瞬間「交差する〜うん〜めい〜も〜♪」って流れたらもう「わぁああああああああああぁぁぁ」ってなるしかない。演出がえぐい。素敵すぎる。

最終話のラストなんて交差点で主要キャラたちがすれ違って林編と二階堂編が本格的に交わる。

交差する運命とすれ違う偶然がギュギュギュと最後に詰められているの。

そう言えば初回で林が二階堂を見つけるのも交差点でしたね……

 

 

 

There is no other,so maybe…


「There is no other」は、直訳すると「そこには他にない」でいいのかな?(英語弱々人間)

それを「夢中さ、きみに」と訳すのお洒落ですね……日本語はお洒落……。

元々、原作の主題に書き添えられていた言葉が歌詞にも落とし込まれるているの……。

ドラマ「夢中さ、きみに。」のために書きおろされた曲……。

これがデビュー組の3枚目シングル表題曲じゃないの。ジュニアの未音源曲なの。そんなの嘘よ……。

 

そして、「so maybe」って曖昧にしてくるんすよ。

ドラマでも一貫していた登場人物たちの曖昧さが曲でも登場。
この曖昧な感じが思春期特有の危うさを醸していて、むず痒くて、好き。

 

 

 

 

特別なわけじゃない

静かに 淡く ときめく刹那に

僕は 夢中さ

夢中さ、君に。

 

はい、来たーーーーーーー!!!!!!!

来ました!!これぞ書きおろしドラマ主題歌!!

ここまでガッツリ当て書きされるの気持ちがいい。

「多分」て言っときながら最終的に断言するのね。

 
あけおめ配信では分割された画面の中にいるキラキラした7人に目線を合わせて「夢中さ、君に。」と言われるの。最高でした。

それまでそっぽ向いてたのに、一気にカメラ目線になる……これは配信ライブの醍醐味……さらに大橋さんが指さししたの可愛くて、大橋さんらしくてとても好き。周りの銀河模様も好き。全部好き。でも藤原さんの流し目はあかん。艶やかすぎてあかん。

 

 

 

 


.

 


曲について書きたくてポチポチし始めたのに、あまりにもドラマが刺さりすぎて途中ドラマの感想みたいになってたな。

元々、和山先生の『女の園の星』が好きで、その和山先生の作品が実写化・主演がりゅちぇという時点で勝訴(なんの?)は確定されてはいたんですよ。

プラス、共演に魔女宅コンビの莉子ちゃん。これだけでもう満足だった。
けれど、実際に放送が始まったら原作に忠実な上に、追加されたオリジナル部分も原作部分と綺麗に混ざりあって、さらに世界観を広げてくれて、画面の色味とか映像ならではの演出で作品の温度と湿度があがって、目高と江間に狂わされるという。こわい。目高も江間もこわい。こんなにも多数のオンナが狂わされるなんて誰が予想した。

ドラマで追加された修学旅行での「二階堂は今楽しくない?俺は楽しいよ、それなりに。」がもうスキすぎてスキでスキだから………ラビソビュティフォーイエー……

あと、カフェオレぶっかけシーンと「森へお帰り」江間&ナイショ林のシーンが繋がった時、叫んでしまった。とてもいい改編でした。

なんでむちゅきみ5話で終わるの。もっとやって。おかわりちょうだい。

 


あぁ、結局ドラマの話をしてしまった。

まさかここまでになるとは思ってなかったです。夜這星もむちゅきみも。

語彙力の無さで上手く、気持ちを表現できないのが悲しい。

 

作詞は『2Faced』の磯谷佳江さん、作曲はYOSHIHIIROさん、編曲は出口遼さん。
素敵な楽曲をありがとうございます。私の中で特別な一曲が増えました。

今回、歌割り的に丈きょへがハモリだけなのかな?絶対2番があると信じてるんだから……僕空パターンだって信じてるんだからね……披露されるの楽しみにしてるからね…… 

 

いつか『夜這星』のMVが作られるならGReeeeN『キセキ』の学生パート的な作品か、関ジャニ∞『涙の答え』的な作品が見たいな。


GReeeeN - キセキ

 

 

 

 

 

最後に、駅の改札を抜けてから寒空の下で夜這星を聴くとMVの主人公になれるのでオススメです。